So-net無料ブログ作成
検索選択
いらっしゃいませ[exclamation×2] ゆっくりしていってね(・∀・)ノ ご意見、ご要望、リクなどはこちらへどうぞ[るんるん] yu_uta_yuki_hana☆yahoo.co.jp(☆を@に)
リレー小説 ブログトップ

夢幻ノ空 第参話 後編 しーてやんy(ry (雪華のターン) [リレー小説]

刻は子一刻(夜11時のあたり)。所はアキバシティ。
辺りは闇に包まれていた。
そんな闇に溶け込むような影は勢いよく腕を振り回しながら何やら叫んでいた。

「HAHAHA!!待ってろよこの不届き者どもめ!!ミクちゃんは俺が守る!!!」
「あー、はいはい。」

エイゲンはいまだにキャラが崩壊している。ヨウムは流すことに決め込んだのかマシンガントークもせずにスルーしていた。

「ところで例のビルはどこだ?」
「そんなことも確認してないんか?ほら、あそこやんか。あの緑のビル!!まったく、場所くらい確認しとかなあかんやろー!」



まるでいつもとポジションが正反対の二人は、あーだこーだと騒ぎながらビルの前まで来たのだった。



「よし、ついたな。それじゃあ今から作戦を話すぞ。」
ビルの前に着いたかと思いきや、いきなり作戦とやらを話し始めたエイゲン。本当に今回は大丈夫なのだろうか。
「ひとまずここはAチームとBチームに分かれようと思う。」
「もともと二人なんやからAチームもBチームもあらへんやんか!」

エイゲンは目を爛々と光らせながら明後日の方向を見ながら話している。こりゃだめだ;;;
「Aチームは君だ、ヨウム。まず君にはここで待機してもらおうと思う。そしてAチームは…聞いてるのか?君だぞ、ヨウム。俺の活躍をしっかりとミクちゃんに伝えるためにここに準備してあるカメラでしっかりと俺のかっこいいところを撮影してもらおうと思っている。分かったか?」

「…なんでやねん!!」

つらつらとわけのわからない作戦を話すエイゲンに、ヨウムは思わず本場関西仕込みのツッコミをしてしまった。
「ん?なんだいチームA。え?俺が何をするのかって??もちろんミクちゃんのヒーローとしてネギ型マイクを取り返すという大役を果たすにきまってるじゃないか!!」

エイゲンにはもう周りなど見えていないようだ。まるっきり話を聞いていない。


なにはともあれ、話し合いは終了したようでエイゲンはロープに手をかけてビルを登り始めていた。
ちなみに、依頼にあったキモオターズがいるというのは5階である。

普通に正面玄関から入ればいいものを、今日のコンセプトはミクちゃんにかっこいいところを見せる!らしい。エイゲンは無駄にかっこつけようと気合を入れていた。

ロープを登り始めて30秒。いつの間にやら5階に到達したらしい。エイゲンは親指をグッと立てると、どりゃーというなんともたくましい奇声を上げながら建物の中へ突撃していった。
ヨウムは言われた通りカメラを片手に地上で待機している。

「…今日はほんとにキャラが崩壊しまくりでわけわからんわ…。」
ボソッとヨウムはつぶやいた。



5分後、無事にマイクを取り戻したのかエイゲンは窓から手を振っていた。
そして、またロープ伝いに降りてきた。

「速っ!!!!!」

もちろん、5分で帰ってこられてしまえば写真などとっているわけもない。

「どうだ!!取り返してきたぞ!!!」
そういうエイゲンの手には小さなネギ型マイクが握られていた。どうやら仕事はきちんとしたらしい。
「それで?写真は撮ったのか!?」
「いや、それが…エイゲンがあまりにも早いもんで…うん。」

ヨウムの言葉を受けた直後のエイゲンは、それはそれは発狂しつつ魂がどこかへ飛んでいっていました、と後に通行人Aは語る。




「本当にありがとうございました!!!これで安心してまた歌うことができます!!!」
ミクちゃんにマイクを渡すと、花のような笑顔でお礼を述べてくれた。エイゲンはだらしない笑顔でこれまた嬉しそうにしている。
そんなエイゲンにあきれたヨウムはエイゲンを押しのけミクちゃんにいった。
「これからも、がんばってな!!また何かあったら依頼しーや!」
「はい!!」



その後、エイゲンのあまりの仕事の速さが気になっていたためヨウムはエイゲンに聞いた。
「なぁ。30秒で5階まで登ったり、5分でマイク取り返してきたりしたけどなんであんな速かったん??」
「あれ?いってなかったけ??俺、父さんが忍者だったからさ。そういうことは一通り父さんに教え込まれてるんだよ。」
爆弾発言的な新事実をケロリとして答えたエイゲンに、ヨウムのマシンガントークが炸裂したのは言うまでもないだろう。

(´・ω・)つ【HA☆N☆SE☆I】 コメがえしもあるよ!!


夢幻ノ空 第参話 前編 みっくみくに(ry (ゆぅのターン) [リレー小説]

「んー…。………。………。依頼、来ないやんッ!!」
森羅万象に西風を運ぶ窓と呼べるかも分からないような、大きな穴に向かってヨウムが叫んだ。
エイゲンはその様子をうざったそうに見つめる。この少女、いきなり住み着いたかと思ったら、いつの間にか家主になっていたようだ。

この前までは紙が散らばっていた床には、お菓子やら玩具やらが散らばっていた。
近頃、家主は何年後に飛んで来るかも分からない、依頼の書かれた折り鶴を待つことに没頭している。そして残念ながら、今日、彼女を喜ばせる紙切れが窓めがけて飛んできた。
「え、エイゲン!依頼やない!?あれ、ほら!」
見る見るうちに近づいてくるそれを、ヨウムの輝く瞳が見つめる…。と、それは彼女の額にぶつかった。
「あいたっ!!」
思わず尻餅をつく。と、急いで目当てのものを拾いあげた。
 いちいち行動が激しいヤツだ。なんて呆れて見ていると、ヨウムが急に口をあんぐりと開けて硬直した。その手元を見て、エイゲンも口を開けて硬直した。

 「まあ、お茶でも飲んで・・・。って飲めない?」
エイゲンがそう言って小さなお猪口に入れた緑茶を差し出したのは、人差し指サイズの女の子だった。
 数分前、緑色の髪をしたその少女は乗ってきた折り鶴から這い出て、硬直状態の二人に
「ワタクシ、二次元から来ました。初音ミクと言います。実は、愛用しているネギ型マイクを盗まれてしまったのです!取り返していただけませんか?」
なんてことを言ったのだった。
 
少女は自身にとってはどんぶり並みに大きいお猪口の端にストローを挿して緑茶を飲むと、
「先ほどはいきなりお騒がせしました」
そそっかしくお辞儀をしてみせた。あぁ、可愛い・・・。うっ、ヨウムの視線が痛い。
「それで、ネギがどうしたんや?」
ヨウムが尋ねる。
「ネギ型マイクです。昨日の夜、抱いて寝たはずのマイクが朝起きたら無くなっていたんです。そして・・・」
彼女は紙切れを差し出した。実に小さいが、それにはこう書かれていた。

『僕たちのミクちゃんへ 君のマイクは僕たちが大切に保管しているよ。使うときには、アキバシティのビルに水玉のパンティを装着の上で来てね。ハァハァ。  キモオターズより』

「これって・・・、ストーカーいうやつとちゃう?」
「そうかもしれないですぅ・・・(泣)」
ミクのツインテールが力なく下がる。
 ふと、エイゲンが立ち上がった。
「水玉パンティで来い・・・だと?なんてヤツらだ!!
ミクちゃんにはくまさんパンティが似合うにきまってんだろーがあああああああッ!」
「ちょ、エイゲン?どうしたん!?キャラ崩壊乙!」
焦るヨウムをよそに、エイゲンはミクにこう言った。
「その事件、俺が解決してみせましょう!そのあかつきには俺の嫁に(ry」

ヨウムのラリアットによって、強制終了が入ったが、こうして依頼は受けられたのだった。

あとがきんにくもりもり


キャラ募集!!!!! [リレー小説]

リレー小説に登場するキャラを募集します!

あなたのオリキャラや、お子さん、いや、むしろあなた自身でも!!


小説に出してやってもいいよという方は、コメント欄に

【キャラ名】
プロフィール(性格、年齢など)
・一人称や口癖
・もしあれば、そのキャラの出ている小説などのURL

をご明記の上ご応募お願いします!

第参話では一名様募集ですが、募集していただいたキャラは
今後もどんどん登場させていただきますので、
奮ってご応募ください(><*


たくさんのご応募、お待ちしていますっ!


支援↓
歌ってみた聞き手のみなさんは必見です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4231661

夢幻ノ空 第弐話後編 蝶放し(ゆぅのターン) [リレー小説]

ヨウムは、襲いかかってきた白い塊を避けて飛び退く。
「なんや、これ!こんなん飼うって、依頼人はん、頭おかしいんとちゃう!?」
そう言っている間に体勢を立て直した獣は、再び跳びかかってきた。が、壁にでも当たったようにいきなり地に叩きつけられた。
エイゲンは呆然としながらヨウムの方を向いた。
「へっへーん!アタシの力を思い知ったやろ?」
高飛車に叫ぶ彼女の手に、青い札があった。札を使って、目に見えない壁を構築したようだ。
「すごい…」
「今度はウチの番やで!覚悟しいやっ」
威勢よく言い放って赤い札を手に持ったヨウム。再び迫り来る獣めがけて、それを投げつけた。
「汝の真の姿を現せ!!開印!」
その言葉と共に、赤い札はたちまち赤煙へと変わり、大きな白を飲み込んだ。

獣の雄叫びが森に響いた。風たちが少しずつ赤煙を解くうちに、二人は目標がいるであろう場所に駆け寄った。
「ん!?」
「ほえ?なんやこれ!!」
二人が奇妙な声をあげるのも無理はない。
なんと、そこにいたのは白い猫。と、柄の悪そうな青年だったのだ!しかも、青年は厳つい表情とは似合わない黒い羽を背から生やしているではないか。
「ったく…うっせーな」
みゃーと鳴く腕の中の猫を見つめて呟く。
そのギャップの大きさと突然の展開に、ヨウムは何か言いたげに、しかし言葉が見当たらず口をパクパクさせていた。そんな彼女に代わって、エイゲンが訊ねる。
「あのー、貴方。一体どこから…?」
青年は唸るように考え、はっきりと言った。
「ここだ」
 彼が指すものは間違いなく猫だった。

なんでも、彼は黒蝶の魔物で、訳あって猫にとり憑いていたら出てくるタイミングを逃した上に、変な飼い主に妖猫と勘違いされて出るに出れなくなったのだとか。そうこうしている内に魂がくっついてしまい、猫は暴走するし、出られないしで死にかけだったらしい。
信じがたいと険しい顔で彼を睨むヨウムに
「飼い主はこの猫の背に黒い蝶の模様が付いていたのを知っているはずだ。それが何よりの証拠だろ?」
と言って、もはや真っ白になってしまった猫の背中を見せてきた。
「つまり、貴方がその模様だった…と?」
エイゲンの言葉に真顔で頷く。
「ま、そーゆーこった。これであの忌々しい野郎に撫で回されなくて済むぜ。ありがとよ」
そういい残すと、彼の姿は瞬く間に消え、一匹の黒いアゲハが飛んでいった。
「ほ、ほんまに…」
再び口をパクパクとさせるヨウムに対しエイゲンは、みゃーと鳴く青年の置き土産を眺めていた。
「…コイツ、どうする?」
 
「いやー、本当に助かった!黒羽~」
そう言って猫を頬にすり寄せる人物こそが、依頼人であり、猫の飼い主であるリュウアなのだが…。彼の鈍感さにエイゲンは唸ることしか出来なかった。そんな彼にヨウムが耳打ちをした。
(ほら、バレへんやんか!)
エイゲンはただ唸るばかりだ。
「?…どうかしたか?」
「い、いや。別に!なんでもないねんて、そんな、猫の背中にペンキなんて塗ってないn」
「本当に!何でもないです!!依頼完了です!!!!!」
もうお判りだろう。風の森を後にした二人が何をしたのか。まあ、詳しいことは敢えて言わない。
「よし、黒羽!お礼にいつもの見せてやろうぜ!」
そう言うなり猫を持ち上げるリュウア。
「必殺!スーパーハイパーマスターエレクトリカルスピンだぁー!!!」
高々と掲げられた猫は他人事のようにすまし顔で欠伸をしていた。
「おい!どうした黒羽!?いつもはあんなに楽しそうにやるのに…。まさか、お前、風の森で何かあったのか?」
ぎゃあぎゃあ騒ぐリュウアを見つめながら、二人は思った。
(あの蝶の魔物は一体、何をさせられていたんだろう…)
 
 
ふと、二人の目の前を蝶が横切っていった。

あとがきっ(>v<)


夢幻ノ空 第弐話前編 猫探し(雪華のターン) [リレー小説]

「ふぁぁ…ぁ」
空は快晴。鳥のさえずりが聞こえ、かすかな風が木々の葉を揺らしている。
まさに、昼寝日和といったところだろうか。そんな中、エイゲンは読みかけの本を片手に今にも瞼を閉じようとしているところだった。

バンッ!!!!
「ちょっと!!!依頼やってー!!」
突然扉をやや乱暴に開け、ヨウムが大きな声でエイゲンを夢の世界から引き戻した。

「…何事だよ…もう。」
「猫探しらしいねん!場所は風の森や。」
ヨウムはそう言うとすぐにエイゲンの手をつかみ風の森へ向かった。


風が生き物のように舞うこの森で二人は依頼書を前にしかめっ面をしていた。
依頼書の内容はこうだ。

大切な飼い猫がいなくなって困っています。どうやら風の森で迷ってしまったらしいのですが、見つけられないのでお願いしました。
特徴は、真っ白い体に黒で蝶のような模様がついている妖猫です。名前は「黒羽」です。
宜しくお願いします。             依頼主リュウア

「…この広い森で猫?…」
この森はとても広いことで有名な森だ。その中から、一匹の猫を探すというのだ。

「とりあえず、探してみないことには始まらないやろ!!」
ヨウムの一言で地道な猫探しがスタートしたのだった。
「黒羽ー?黒羽ーー??」
時には、草むらをほふく前進しながら。時には、木々を伝いながら…。


そしてついに辺りの空が赤く色づき日が暮れ始めていた。
2人は草まみれ泥まみれになっていたが結局猫はいまだに見つかっていない。

「…どうする?」
「どうするも何もまだ見つかってないやんか!!大体この森は広すぎるんよ!!」

ヨウムお得意のマシンガントークが始まった。森やら猫やらに悪態をつきまくっている。
「はぁぁ………。」
エイゲンは深いため息をついた。

その時だった。ガサッ…!!茂みが大きく動き何かが突然飛び出してきた。
「ちょ、何だよあれ…!!」
白い大きな巨体に黒く蝶のような模様が付いている。おそらく、依頼にあって猫だろう。
だが、なぜかその猫は巨大になって凶暴化し、大きな牙をむき出しにしてこちらに向かって威嚇していた。非常に危険だ。
「…っヨウム!!」
「!!!」

(´・ω・)つ【雪華の反省】


とりあえず設定画です。  (雪華) [リレー小説]

ようやくうpできました!!夢幻ノ空の主人公二人の設定画です!!

エイゲン.JPG
エイゲン(影幻)
髪→深い緑
マフラー→紫
服→上・黒  下・灰色
瞳→エメラルドグリーン
    なんでも屋、「森羅万象」の店長です。


ヨウム.JPG
ヨウム(陽夢)
髪→紺色
耳、尻尾→茶(尻尾は先端だけ白)
服→上・淡いピンク  下・赤
瞳→ルビー
    妖怪とのハーフのマシンガントークが得意な新人


といったところでしょうか。鉛筆で申し訳ありません;いずれ色塗れたらいいな。。。

前にも言いましたが、挿絵やキャライラストは描きたいと思ったらどんどん書いてください!ついでに、描いてみたよーとかコメくれるとすごくうれしいです><

夢幻ノ空 第壱話後編 ヨウムの依頼(雪華のターン) [リレー小説]

エイゲンは期待半分、不安半分で赤い折鶴に記された依頼の場所へ向かった。
そこは薄暗い山の入ってすぐのところにある、小さな古びた神社だった。
(誰もいない…)
依頼には綺麗な字で

とりあえずここへきてください。詳しいことはその時話します。
そして、この神社への地図が文章の下に書いてあった。

不思議に思いあたりを見回していると、不意に背後に人の気配を感じた。エイゲンは驚き勢い良く振り返ってみると、

そこには今にも膝カックンをしようとしている獣の耳と尻尾のある巫女らしき恰好をした少女がいた。
すると少し間があったが少女が話し始めた。
「アンタがなんでも屋のエイゲン?ウチが依頼主のヨウムや!よろしゅうなぁ!でなぁ、」
挨拶をしたかと思うとマシンガントークを一人で始めた。
(何、こいつ…?)

どうやら、話によるとヨウムは人間と妖怪のハーフらしい。
その他にも色々と話していたのだが、あいにく早いうえに変な関西弁なものだから慣れていないエイゲンには聞き取れなかった。
ちなみにヨウムはまだ話し続けている。すごい肺活量だ。

「ほんでなぁ!!めっちゃすごかったんよ!!」
「…ねぇ、ところで依頼って何…?」
エイゲンは一番気になっていたことを彼女に聞いた。
「ほんまに…って、あぁそうやった!ウチの依頼は、アンタのなんでも屋で働かせてもらうことや!」
その事を聞いた瞬間にエイゲンは思考回路が停止した。
「……今、なんて??」
「だから、ウチの依頼はあんたのなんでも屋で働かせてもらうこと!!」
エイゲンがもう一度聞くと、ヨウムはすがすがしい笑顔を浮かべはっきりと言った。
対するエイゲンはげっそりとした顔である。
「別にかまわないけど…どうして家で働こうと思ったのさ?」
エイゲンは深くため息をつきながら言った。

「ん?話せば長くなるから簡単に話すけど、なんやウチちょっと特別な力もっとるんよ。
ほんでな、結構いろんな人に頼みごとされるんよ。やけどそれが結構大変な内容やったりするからええ加減一人はきついんで誰か手伝ってくれる人おらんかなぁっちゅーことで今頼んでんねん。」
ヨウムは一息で言った。

ただ、今の話だとそれがなぜエイゲンの『森羅万象』で働くことにつながるのかが分からない。
「でもさ、それでなんで家で働くことにつながるの?家はほとんど仕事こないようなとこなのに。」
「だからや!!アンタは仕事がほしいやろ?ウチは手伝ってほしい。
 ついでに最近金欠でなぁ…これで仕事が増えたらお金も稼げる!一石三鳥や!!」

その後、ヨウムはまたマシンガントークを始め適当に相槌を打っていたらいつの間にか なんでも屋『森羅万象』を2人で運営するということになっていた。
(…いつの間に…!!)
エイゲンは本日二度目の大きなため息をついた。

(まぁ、仕事が増えるって言うんだしまぁいいか。)

「それじゃぁ…まぁ宜しく。」

エイゲンは薄く笑いながらこれからの日々に胸を躍らせるのだった。



(その後、喜んだと思ったらまたマシンガントークを繰り出してきたヨウムをみて)
「前言撤回。やっぱりかなり不安になてきた。」
(エイゲンは遠くを見つめてそうつぶやいたとか。)

(´・ω・)つ【あとがき】


夢幻ノ空 第壱話前編 エイゲン(ゆぅのターン) [リレー小説]

遥か東の島に佇む、小さなボロ屋敷。そこに一人の少年がいた。少年は深緑の髪をクシャクシャと掻き毟ると、寝床から起き上がった。(寝床といえるほどの場所ではないのだが)
「んっ・・・・はぁ」
大きく伸びをすると、つい欠伸がこみ上げてきた。いつもと変わらない朝だ。
彼は足の踏み場もない床を見つめた。そこには無数の紙が散らばっている。見るからに高級そうな和紙から、安っぽくて汚い折り紙まで・・・。その中からふと、一枚のチラシを拾いあげた。それにはこう書いてある。

なんでも屋『森羅万象』       この世あの世に存在する万事について、お手頃価格でなんでもさせていただきます。ご依頼の際は、用件を書いた折り鶴を、東へ向かう風にお乗せください。どんな場所へもすぐさま駆けつけさせていただきます。ぜひ、ご利用ください。                                  店主 エイゲン

少年はため息をついて、その紙を丸め、屑籠へと投げ捨てた。・・・が、すでに満杯の屑籠はそれを受け取りもせずに弾き返した。そんな屑籠に悪態をつくこの少年こそが、チラシを書いた張本人であり、なんでも屋の店主、エイゲンなのである。
彼の字は汚い。教育らしきものを受けた覚えがないので、それはしょうがないのだが、そんな彼が何故、こんなインチキ臭いチラシを汚い字で書かなければいけない状況に至ったかというと・・・。

そのきっかけは数年前。とかいって過去編みたいなものに飛びそうな雰囲気なのだが、そんなことをすると、彼のトラウマスイッチが発動してさっそく主役から降板してしまそうなのでやめておきたいと思う。
とにかく、訳あってなんでも屋をやっている彼なのだが、依頼らしきものは滅多にこない。稀にくるのは、子供のいたずらのデタラメな依頼や、正体不明の実験の被検体依頼なんか。まともな仕事を出来た試しはない。
今日もダメそうだ・・・。そう思いながら底をつきそうな食料棚を漁った。獣の乾し肉が少しと豆や木の実が数粒。彼はむぅーと小さく唸って瞼の重い目を擦った。どうやら夢ではないようだ。
転職しようかなー)
そんなことを思い、窓(と彼は思っているもの)から顔を出した。目の前に広がるのは果てしない海。見ているだけで気が遠くなりそうなその風景から彼が出した結論は、転職しようにも出来ない、という判りきったことだけだった。
空高くを鳥の群れが飛んでゆく・・・。
(君たちはいいね、翼があって)
そう思っていると、鳥たちはこれ見よがしにボロ屋敷の上を旋回しだした。何だか無償にイライラして、足元にあった紙くずを一つ投げてやった。が、鳥に当たるはずもなく、彼の顔へと落ちてきた。
「いたっ」
としかめた彼の顔に、追い討ちをかけるように鳥が糞をお見舞いした。なんとも情けない声を上げた彼をあざ笑うかのように、鳥たちが一斉に鳴きだした。
「こんのやろぅ・・・」
今にも泣き出しそうな彼の顔に、更に何かがぶつかった。呻き声と共に倒れる。
「もぉ・・・何なんだよぉ・・・・・」
ついに泣きじゃくってしまったなんでも屋の店主は、自分を転ばせたものを拾いあげた。
そして、それを見て泣き止んだ。
それは、依頼の書かれた赤い折り鶴だった!!!
リレー小説 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。